会議集録
本会議のWeb集録ができました。以下からダウンロードしてください。
開催趣旨
新天体捜索者会議は「新天体」に興味を持つ方々と各分野の研究者とが交流を持つことで、天文学の新たな発見に繋げ、新天体捜索活動の学術的価値および文化的価値をより一層高めることを目的としています。
2015年10月に第1回新天体捜索者会議が開催されてから3年が経とうとする中で、中性子星どうしの連星の合体による重力波源としてのキロノバの同定に象徴されるように、重力波天文学が本格的に幕開けし、小型望遠鏡によって小惑星(NEO)が多数発見されるなど「新天体」のトピックスがありました。また、日本のアマチュア天文家によって発見された新天体が天文学に重大な知見を与えた例は数え切れませんが、近年に限っても、小嶋正さんが2017年10月におうし座に明るい重力マイクロレンズ現象を検出したり、中村祐二さんが2018年4月に(矮新星として知られていた)ペルセウス座V392の新星爆発による増光を検出したりするなど、世界をあっと驚かす発見が続いています。
こうした新天体分野におけるシチズンサイエンスをさらに推進すべく、第2回新天体捜索者会議を国立天文台三鷹キャンパスで開催いたします。会議では、新天体についての情報交換や参加者同士の交流はもちろん、新天体の捜索やフォローアップの観測データをより高度にサイエンスに活かすための観測や測定方法などについてのレクチャーも企画しています。新天体に興味を持つたくさんの方のご参加をお待ちしております。
日 時
2018年11月17日(土)10時〜18日(日)17時30分(1日のみの参加も歓迎です。)
会 場
国立天文台三鷹キャンパス・すばる棟大セミナー室
〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
内 容
新天体捜索活動の紹介、新天体の研究発表、新天体に関する観測方法や発見報告のレクチャー、分科会、全体討議など
*プログラムの詳細は→こちら
招待講演
「国立天文台における市民天文学プロジェクト」
臼田ー佐藤功美子さん(国立天文台)「キロノバと重力波天体」
冨永望さん(甲南大学)「新天体の発見とその捜索法(彗星編)」
中野主一さん(天文電報中央局)「重力マイクロレンズ現象と系外惑星」
福井暁彦さん(東京大学)「小型望遠鏡による近地球天体(NEO)探索」
柳沢俊史さん(JAXA)参加・講演申し込み
どなたでも参加登録いただけます。
こちらの申し込みフォームからお申し込みください。
《申し込み締切》
講演(発表)申し込み:2018年10月26日(金)−締め切りました−
参加申し込み:2018年11月9日(金)−締め切りました−
参加費
参加費は無料です。
宿 泊
宿泊施設は用意しておりません。各自ホテルなどのご手配をお願いいたします。
集 録
会議集録(PDF版)を作成し、Webに公開します。集録(紙版・冊子)をご希望の方は、集録代(2,000円、送料込み)が必要です。参加申し込みの際にフォームから申請してください。
分科会
11月18日(日)に3つ分科会【彗星や小惑星(太陽系内の天体)・新星(銀河系内の天体)・超新星(銀河系外の天体)】を設定し、興味ある天体についての情報交換を行います。
4D2U鑑賞会
11月18日(日)の昼休みに4D2Uドームシアターで全天周立体映像を鑑賞します。申し込みフォームからお申し込みください(先着40名)。
情報交換会
11月17日(土)晩にJR武蔵境駅近くの「落日酒楽(ひはおちてさけたのし)」にて開催します。会費は3,000円(学生1,000円)を予定しています。
旅費補助
助成金の採択状況に応じて、少額ですが旅費を補助できる場合があります。発表する学生や遠方よりお越しの方に優先的に補助する予定です。対象者および補助金額に関しては、世話人で協議の上、決定いたします。ご希望に添えない場合は、ご容赦ください。
主催・共催・後援
主催:新天体捜索者会議実行委員会
共催:国立天文台
後援:東亜天文学会
助成団体
本会議開催にあたって、以下の団体から支援されています(50音順)。